さいはての二人
様々な登場人物の感情や行動について「直接的に素直な表現」で書かれている作品でした。
美亜が朴さん対して抱く感情。また、実際に朴さんがどうしてそういった行動を
取ったのか?
それらが「直接的な説明」をもとに書かれています。
たとえば、朴さんが美亜に対して、今まで全く「手を出さなかった」理由について
ラストで「直接的に説明」がされます。
説明されて、それってどうなの?とありますし、いやだからこそ、最後の朴さんの
行為ってどうなのかな?と俺としては思いました。
今まで「手を出さなかった」のにそうではない行動をすることに対して、例えば
もうちょっと違う描き方があったんじゃないかなーって思います
(朴さんは全く迷いなく、そういった行動をするのが自分としては不自然でした)
話は変わるけど最近、亡くなってしまった人に対して、何か批評をすることはどこか
不謹慎な気がした。
「不謹慎さ」は「時間」に比例しているのだろうか?
一般的な見方はこうだけれど、俺は違う見方をするよ!というのが鼻につきます。お前、自意識過剰なんだよ(笑)って思いました。
ただ、吉田兼好の作品、徒然草に対して「いやーこれ相当最悪だよな」と言っても全然不謹慎な感じがしないっすね。
不謹慎さは時間と比例しているのか??