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2005年本屋大賞が本屋以外にも話題

 

夜のピクニック

夜のピクニック

 

 Q.MONSTERがハリウッドで映画化されたら?

 

A.渡辺謙真田広之が何かの役で出演

 

こんばんは!はるとです。

 

さて、2005年の本屋大賞が発表されて、この賞に

 

恩田陸夜のピクニックが選ばれました。

 

2005年本屋大賞結果発表&発表会レポート

 

Amazonに書いてあるあらすじ

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。 

 

はっきり言って、この小説。伝統行事の歩行祭を舞台にしているので、最初から最後までひたすら歩いているだけです。

 

ただそれだけなのに素晴らしいです。読み終わった後に、それぞれの登場人物が自分の中にしばらく残っている感覚。彼らが心の中に残っていて、自分にもかつて彼らのように青春の「わだかまり」や「希望と不安」を感じていたような。そんな感覚。

 

どうして読み終わった後に、彼ら登場人物が自分の中に強く残っているんですかね?

 

大きな一つとして、この「夜のピクニック」は「時間」の使い方が非常に巧いんですよ。時間とともに変化して、移ろっていく。その描き方が強く心に残るんですよね。

 

例えば、登場人物の貴子は融に対して、抱いている感情が「時間」とともに移ろっていく。

 

好意を感じ、嫉妬し、怒り、喜び、安堵する。

 

(感情の描き方としては、こんなに単純じゃないけれど)一人の人に対しての

感情が固定されることなく、変化していく。

その変化の描き方が、非常に巧いんですよね。

 

 

また、もう1つ「時間」のことを言うと「歩行祭」の「時間」の使い方も絶妙。

「時間」の経過による疲労度によって、話す会話だったり考えることだったりも

変わっていくんですよ。序盤は長い会話が出来ているのですが、最後のほうだと、センテンスが短い会話しか出来ないとかね?

 

というわけで、この「時間」の使い方が非常に巧いので、読者はこの「歩行祭」を

自分のことのように体験するような仕組みになっているのです。いわゆる「追体験」するということなのでしょうか。

 

あとは、話は変わるけど、「夜のピクニック」は2回3回と読むこともオススメです。このシーンはこういう意味があったんだと「ただ歩く」だけの話ですが、いろいろと散りばめられているんで、2回3回読んだ時、必ず発見があるでしょう。

 

ってことで、本屋さんがオススメしたいらしいですけど、俺も自信を持ってオススメしたいです。2005年俺大賞!!

 

 

 

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