マーケティングをしないこと|野ブタ。をプロデュース 第1話
TBSと楽天が業務提携したら?
CMにQRコードがついていて、そのCMの商品を購入したいと思ったら
こんばんは!はるとです。
さて、今回は2005年10月15日から始まった
「野ブタ。をプロデュース」を紹介したいと思います。
小説版は以前、読んでみました
桐谷修二の「余裕さ」が際立っている小説でしたよ。
ただ、ドラマ版は小説と全くと言っていいほど、関係ないオリジナルの
脚本でした。どっちも面白い!!
■あらすじ
自分自身を演出して、クラスの人気者である桐谷修二(亀梨和也)。
クラスでも浮いた存在である草野彰(山下智久)。
彰は修二のことを親友と思い込み、一方の修二は彰のことを苦手と
感じていた。
そんな時に、転校生の小谷信子(堀北真希)がクラスにやってくる。
小谷は周囲に溶け込もうとしようとしない性格が災いし、女の
不良グループのリーダーに目をつけられてしまうが。。。
■感想
良質なドラマという感じがしました。
で、あまり良質だと感じなかった前回の女王の教室って
「演説ドラマ」だと思うんです。
登場人物が急に、視聴者を感動させようと「演説」が始まる。
ここで”感動してくださいね”と言わんばかりで、視聴者は
❞強制的”に”この場面❞で感動してくださいねと指示される。
で、急に登場人物が長い”語り❞が始まる。
それが女王の教室だと思うんです。
話としては、非常に分かりやすいけれど、そればっかりだと
疲れちゃう(60分間ずっと、ここはこういうシーンですよ!と
説明される)。
一方、野ブタ。をプロデュースはそういう言葉が説明過多じゃなくて
好感が持てるドラマです。(急に演説始めないです。笑)
たぶん、その好感って何から来てるかなーと思ったんだけど
「マーケティングをしない」
ということなんだと思うんです。
・今の視聴者は〜だから、◯◯のがウケるに違いない
・今の視聴者は〜だから、こういうものが好きなんだろう?
世の中の視聴者を勝手に何かに当てはめて、話を作っている感じが
しないのが、野ブタ。をプロデュースが好感が持てるところ。
そういうマーケティングじゃなくて、作り手である「自分」や
「昔の高校生の時の自分」が面白いと感じるようなドラマ。
まず、自分が面白いと感じるドラマ。
そんなドラマ作りを目指しているように感じます。
(具体的にどの部分がって、言えないのが歯がゆい!2話以降も
その視点を持って見ていきます)
と、こんな良質なドラマなので、見てみてはいかがでしょうか?
今回の最後に
>しかし、この時のオレには、まるでわかってなかったこの先、オレたちは、途方もなく暗くて深い人の悪意というものと戦わなければならないということに
という修二のセリフが気になりますが。。。次回も楽しみです!