世界の中心で愛をさけぶ(第3回)
「世界の中心で愛をさけぶ」と聞くと、どんな言葉をイメージするでしょうか?
自分だったら「安易な泣き」とか「分かりやすい恋愛」とかそういったものかなーっていう印象でした。
ところが、このドラマ版の「世界の中心で愛をさけぶ」はドラマの長い尺を利用してか、結構丁寧に「人間模様」が描かれています。意外っちゃ意外。直接的にシーンを説明しない(あっ!ここは泣き所のシーンなんだなと直接説明しない)質のよい日本映画という感じです。
さてさて、世界の中心で愛をさけぶ「第三回」。今回も、ほとんどアキ(綾瀬はるか)に死の影はほとんど訪れず丁寧に人間模様が描かれています。
今回はじいちゃんの死から始まります。
サク(山田孝之)は社交的な人間ではありません。ごく少数の人間に自分の心を開いてきました。それはスケちゃん(田中幸太郎)やボウズ(榎本佑)であったり、少数の人間に心を開いてきました。
それはサクが自分の言いたいことや思ったことを、上手く話すことが出来ないせいかもしれません。自分が他人にとってどう思われているか分からない。どう思われているか不安。
そんなサクを”受け止めてくれる”数少ない人。それがじいちゃんでした。
葬儀の時に泣けなかったサクですが、ふとした瞬間にじいちゃんが「今ここ」にいないことに気づきます。そして、その場で泣き崩れてしまいます。
そんな時、そんなサクをじいちゃんと同じように”受け止めて”くれたのがアキなのでした。
さてさて、今回最後のシーンでアキに死の影が次第に見え始めてしまいました。。。次回、アキに病魔が襲ってきてしまうのでしょうか?俺としては、もう少し平穏な二人を見守っていたいというか。。。次回も楽しみです!