世界の中心で、愛をさけぶ(第10回)

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今回でとうとう第10回。次回が最終回でしょうか。

 

今回、アキ(綾瀬はるか)は自分の死を悟り、自分の死に方を考えるようになりました。

 

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最後にオーストラリアのウルルで空を見たいというアキ。

 

そのアキとサク(山田孝之)の旅が今回のメインです。

 

さて、このドラマ版の世界の中心で、愛をさけぶですが、この辺りの展開や描写がとても丁寧です。どこらへんが丁寧かというと、登場人物の「葛藤」だったり「悩み」だったりが非常に丁寧なんですよね。

 

アキ「ウルルに行きたいんだけど。。。」

サク「了解!!」

 

という展開でなく(誇張して書いていますw)「ウルルに行って最後を迎えたい」と実際に行動するまでの過程が丁寧です。

  

 

・旅行中、アキにもしものことがあったらどうするのだろうか?

・ウルルに行くことで死期を早めてしまうのではないか?アキはもっと長く生きて、アキの会いたい人に多く会っていくことがアキにとって幸せなのではないか?

・後悔するのであれば、ウルルに行かないことの方が良いのではないか?

 

そういったサクの葛藤が非常に丁寧に描かれているのが、このドラマの非常によいなと思ったところです。

 

 

たとえば、自分は性格が悪いのか、普通ドラマを見ているときに

 

「この展開、オカシくね?」とか

 

「主人公のこの行動は周りの人にかえって迷惑をかえてしまっているんじゃなね?」とか穿って見てしまうことが多いです。

 

ただ、このドラマ版、世界の中心で、愛をさけぶはその登場人物の「悩み」や「葛藤」が丁寧に描かれているので、非常に「なるほど!」と思ってみることが出来るんですね。

 

すごい使い古されている表現ですが(苦笑)、そういう丁寧な積み重ねがあるので、非常に登場人物に「感情移入」しやすいドラマとなっています。

 

そんなサクとアキ。そんな自分が感情移入しまくっている二人が、今回、あんな展開を迎えると

 

泣く

 

でしょ。

 

このドラマ版の世界の中心で、愛をさけぶは最初のイメージと違って、いわゆる「泣き」のドラマではないです(安易に泣かせようとするドラマではないです)。ただ、あんな展開になってしまったら、それは

 

泣く

 

でしょ。

 

さてさて、おそらく来週が最終回。次回の放送はどんな内容になるのでしょうか?