小説版と違って、うまいこと出来てる|野ブタ。をプロデュース 8話
想定内(外)って結構流行したけれど「小泉劇場」が流行語大賞ってどうよ??
こんばんは!はるとです。
さて、ドラマもラストに向かって急展開。野ブタ。をプロデュース8話を
お送りしたいと思います。
■あらすじ
ある夜、OLが酔っ払いに絡まれている現場に遭遇した修二(亀梨和也)は、傷害事件の
容疑者として、交番で事情聴取を受ける。疑いははれたものの、「信じてもらえない」
という事の恐怖をしる修二。そんな直後だけに、後日また別のケンカの現場を見てみぬ
振りをしてしまう修二。しかし翌日、そのケンカの被害者がタニだと判明し、修二は友
人のタニを見殺しにした冷たい人間として、周囲のクラスメイトから避けられてしまう。
孤独になった修二は、彰(山下智久)や放送部で昼の顔となり人気が出始めた信子(堀
北真希)を気にして、二人との距離をとろうとする――。 自分はもう誰にも信用されな
い人間――、そう烙印を押されたような気がして落ち込んでいる修二に、今まで信子に
虐めを繰り返し、修二たちの作戦をことごとく邪魔をしてきた真犯人が接近する・・・。
■感想
実は、以前野ブタ。をプロデュースは小説版も紹介しているんですよね。
この小説版でも、ドラマ版の修二のように「転落」していくのですが
その転落の仕方が小説版とドラマ版では全然違いました。
小説版は、転落するのですが「うん?そんなことで転落するのか?」と
正直思いましたもの。ただ、ドラマ版では描き方が丁寧なんですよね。
説得力を持たせるために、修二が転落するうえで、
①クラスから孤立するようなことをヒドいことを修二がして
②そんなヒドいことをする、説得力のある理由をさりげなく示して
③クラスから孤立するようなことを1つだけでなく、2つ3つ用意して
という3つを丁寧に描いているんですよね。
(小説版では①のみ)
そこらへん、脚本家や演出を含めて、ドラマ版の作り手はすごいなーって
感心してしまいました。
そういった、転落の説得力があるからこそ、違和感なく修二の辛さが
伝わってきて、その辛さがあるからこそ、最後のシーンも真剣に見られて
すごいなーって思います。
だって、よく学園モノにあるみんなの前で何かパフォーマンスするって
恥ずかしくなってしまわないっすか??
それはもしかしたら、自分だけかもしれないけど、そんな自分が真剣に
聞き入ってしまいましたよ。
みんなの前で、信子と彰が修二に話していたことを見ていると
「なんて良いドラマなんだ!」
とオロっと来てしまいました。