「修二と小谷」と「彰と小谷」|野ブタ。をプロデュース 3話
KMC(空中元彌チョップ)。
こんばんは!はるとです。
さて、今のところ大分良い感じ。「野ブタ。をプロデュース」第3話を紹介
したいと思います。
■あらすじ
いじめられっこの信子(堀北真希)は、バンドーの嫌がらせで、年に一度、開催される文化祭の実行委員に指名されてしまう。
一方、信子をプロデュースしようと決めた修二(亀梨和也)と彰(山下智久)は、多数決で決まったお化け屋敷を成功させることが、信子を人気者に変えるチャンスになると考え、協力する。
非協力的なクラスメイトを尻目に、信子は必死にお化け屋敷の作り物をこなしていく。
果たして信子は文化祭を成功させ、人気者になることが出来るのか――!?
■感想
やっぱり、今回の話も良かったです。
この「野ブタ。をプロデュース」って修二と彰と小谷の3人の関係が
ベースに話が展開していっている。
で、その3人の中でも
①修二と小谷
②彰と小谷
の関係性にも変化が出てきている。
何だか「修二と小谷」の関係よりも「彰と小谷」の方が仲良くなって
きているんだよね。
これって、修二が人気者なので、文化祭の色んな準備に引っ張りだされて
彰と小谷とあまり一緒にいれない。それが関係しているわけじゃない。
それ抜きで「彰と小谷」は仲良くなっている。それは彰の接し方のせい。
たとえば、夕暮れ時に、彰と小谷がすすきを取りに出かける。
彰「オレってさぁ、何やっててもそんな楽しいって感じたことないんだっちゃ」
小谷「私も後で思ったりする方が楽しい。・・・・・・楽しい事って、後になってみないと分からないんじゃないかな」
このすすきのシーンだけでなく、彰と小谷は自分たちのことをそれぞれ
話している。
あれ?そんなシーン。修二と小谷はなくね?
これってこのドラマの「修二と小谷」と「彰と小谷」って
対立の構造になっているんだと思う。
修二は自分のことを話さない。自分のことは話さないし、必要以上のことは
相手に聞かない。
彰は自分のことを話す。自分のことは話すし、相手のことを必要以上に
立ち入って聞いていく。
その2人のキャラクターの違いが「修二と小谷」「彰と小谷」との
関係性の違いになってきている。
3人でゴミ捨てに行っている時に、彰は小谷の父のことを聞く。
彰「でも、心の中ではお父さんと呼んでたりして。」
小谷「・・・・」
修二「お前、ちっと立ち入り過ぎだよ。」
必要以上のこと聞くなよ?っていうのが修二。
で、今回の話の最後で、修二は自分の存在の不確かさに対して、不安に
なっていく。
「あれ?”人気者”だと思っていた自分だったけど、大したことないと
思っていた彰と小谷だけれど、大したことないのは自分なんじゃね?」
そんな感じで不安になっていく。
ってことで、もしかしたら修二の人との関わりあいが変化する
きっかけの回になっていくのかも。
今回も良質なドラマだなーって思いましたよ。